目の錯覚ではありませんよ
こんなに曲がってしまった赤(朱)色鉛筆
多分、こんなに曲がってしまっている鉛筆を
見たことがある人は少ないと思います。
何故なら製造工程や梱包工程で不良品として選別されているからです。
何故、この様に鉛筆は曲がってしまうのでしょうか?
ご存知の様に鉛筆は木から作られています。
木には、目(年輪)が有りますよね。
木の成長過程で、年輪が出来ます。
そして、鉛筆を作るために
鉛筆の元になる木の板(スラット)に加工されます。
その時点で、木の目や節・穴・傷などがあれば
可能な限り選別されてスラットになります。
鉛筆は、以前に紹介をしたブログで見るように
https://www.maeda-pencil-factory.com/blog/
スラットを鉛筆に分解する工程
精密なカッターで削って鉛筆に分解をされます。
削って出てきた鉛筆は、当然曲がっていません。
木の性質上、環境によって塗装など加工前に曲がってしまうこともあります。
これらを一般的に曲がりと呼んでいます。
これらの曲がりは、機械に詰まったりして自然と選別されているのです。
そうです。
この様に塗装されてから曲がってしまう鉛筆は、製造過程をすべて終えてから
曲がってしまっているのです。【あと曲がり】と呼んでいました。
その原因を専門の方たちに尋ねてみました。
①木の段階で伐採後に数年間養生(寝かす)する期間が不足している。
②湿度(湿気や乾燥)などの関係で、曲がりが発生してしまう。
③木の材質が悪い(これが原因であれば製品になりません)
塗装している鉛筆は、木の目が見えませんが
無色塗装をしている鉛筆は、木の目が見えています。
木の目が強いからと言って必ず曲がる様でも無い様です。
色鉛筆などの色芯は黒芯と違って芯を焼いていないので
芯が柔らかいので、鉛筆が曲がりやすい傾向もあるようです。
また、一度曲がった鉛筆が、環境の変化で戻ることもあるようです。
鉛筆は、自然の材料を使用しているから起きる現象ですね。
前田鉛筆製造販売では、湿気などの影響を受けない様に保管に気を使っています。
特に、色鉛筆に関しては外気温が上がらい場所を選んで保管しています。
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